ヴェネチアについて
ヴェネチアに来れるなんて夢のようです…今回の旅行で一番楽しみなところ…ヴェネチア。イタリア語ではヴェネチア、英語ではヴェニスと呼ばれています。日本ではどちらの名前でも呼ばれてるみたいです。そして別名に「アドリア海の真珠」「アドリア海の女王」「水の都」なんて呼ばれたりしています。ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが主演の映画、「ツーリスト」の舞台にもなってます。数年前にこれを観て、さらに憧れが膨らんだのを覚えてます。
いつか沈んで無くなってしまうかもしれない?
大潮・低気圧・アドリア海の東南から吹く風「シロッコ (scirocco)」の3つの要因が重なると、高潮がヴェネツィア湾で起こり、ヴェネツィアの街中まで水が入り込み、特に一番低い「サン・マルコ広場」は水没するそうです。更には今後の地球温暖化によって海面上昇が加速されることとなれば、将来ヴェネツィアの街全体がアドリア海に水没してしまうことが懸念されています。(wikipediaより抜粋)
高校生の時に、友人と「いつか無くなってしまうかもしれない街があるんだよ、死ぬまでに一度は行ってみたいなあ」と話していたのが記憶に新しく、まさかこのタイミングで行けることになるとは思ってもみませんでした。人生何があるかほんとわかりません。
ヴェネチアは小さな島の集合体
イタリアの国の形はご存知の方が多いはず。学生の頃、授業でもやりました。ブーツの形です。そしてヴェネチアはここになります。
水の都と呼ばれるヴェネチアは、本当からは離れた場所にある離島です。
更にはヴェネチア自体が小さな島の集合体で、小さな島と島をつなぐ小さな橋がたくさんかけられています。画像中央より少し右下に少し右下にある、一番有名な「サン・マルコ広場」から、画像左上の島の入り口までも歩くことができますが、かなり入り組んだ小さな島を、かけられている小さな橋の場所を確認しつつ、さらには行き止まりの道に悶絶しながら行くことになります。
ヴェネチア内の移動手段
ご存知の方が多いかと思います!車は一台もいません。徒歩か船オンリーです。そして船にもいくつか種類があり、タクシー、ゴンドラ、水上バスなどがあります。
こちらは水上バスの路線図。結構ヴェネチア島内をくまなく走ってます。右側通行などはなく、各停留所は右岸・左岸とほぼ交互になっていて、ジグザグに停まります。料金は結構高めで、一番安い券が75分有効で7.5€、そして24時間有効で20€、48時間有効で30€と続きます。私たちは次の日に離島に行きたいし、何より海からヴェネチアを眺めたい!ということで、滞在日数に合わせて48時間券を買いました。
いざ!水の都へ出陣!の前に困難立ちはだかる。
民泊先のすぐそばから出ているトラムに乗って、ベネチア本島まで入り込みます。
しかしそのトラムの乗り方を事前に調べていかなかったせいで、右往左往することになります。今までバスも電車も乗ったし、停留所の近くに自動券売機があるんでしょ!と意気揚々と停留所に向かったものの、・・・無い。券売機がない!停留所で待つ人に聞いてみるもイタリア語で返ってくる!フランス語ですらほとんど話せないのにイタリア語なんてもっとわかんない。。どうやら近くのタバコ屋さんでチケットを売っているそう。なるほど、とタバコ屋さん探して中に入ると、当たり前のようにチケット売ってくれた。この辺では当たり前のシステムだそうで、トラムの各停留所のほぼ近くに必ずタバコ屋さんがあるらしい。
ポーズをとってくれる粋なタバコ屋のおっちゃん。
無事トラムのチケットを購入。中にICチップが入っていて、形状はテレホンカードみたいな感じ。単価高そう。
本島とヴェネチアを結ぶ長い橋をトラムが通過!海が見えて来てテンションアップ!
トラム発着所から早速島内へ!そして早速チラ見えする都!!テンションの上がり方が普通じゃありません。
ゴンドラも並んでます。東京ディズニーシーに行くと必ず乗るヴェネチアンゴンドラですが、ついに本物とご対面!当たり前ですがディズニーシーにあるゴンドラとは違い少人数乗りタイプです。お値段がなかなかはるため今回は乗りませんでしたが、一年後の新婚旅行で旦那さんと来たら乗りたいな…(実現できるかわかりませんがワーホリの最終期間に旦那さんが合流してヨーロッパ各地を巡る新婚旅行を計画しています…実現できるかな…)
早速ヴァポレットの48時間有効券を購入し、乗船。奥地にある有名な観光ポイント、サン・マルコ広場を目指します。
ヴァポレットに乗る前に橋の上から眺めます。はあ〜〜〜本当に来ちゃった、ヴェネチア。。
いざヴァポレット!ドドドドッというものすごいでかい音が響きます。感傷に浸って情緒とかそういう感じは無関係です。でもいいんです。写真はちょっと遠目だけどヴァポレット。
早速手のオブジェなんかあったりして凝ってます。
まるで水の上にそのまま建ってるみたい。裏側は陸地になっていて、玄関があります。でも水面からも船を寄せて建物へ上がれるようになってます。
ヴァポレットは壁あり屋根付きの乗り物なんだけど、前と後ろに4人ほどが座れる壁も屋根もない席があり、毎回そこに座りました。海の上だからか風も強くて気温も低く、指がかじかむくらい寒かったけど、毎回一番後ろの外の席に座ってました。
途中で救急車ならぬ救急船を見かけました。サイレンを鳴らして船を走らせ、こんな狭い路地にも入っていきます。ヴェネチア内の海ではなく外の広い海を猛スピードで走って行く船を見ました。本島の病院へ搬送するところだったのかな。
建物がぎゅうぎゅうに連なって建っています。地震とかないから実現可能なのかしら。
船の発着場の足元には塩が。海ですね。でも不思議とあんまり潮の香りがしない。
いたるところに公共トイレの案内マーク。観光客に優しい街。
街中へ進んで行くとサン・マルコ広場!ひらけています。180度建物に囲まれている広場。白で統一された建物にただただため息。
ヴェネチアに来たら食べたい!お手頃価格の食べ歩きパスタ
水上バスのヴァポレット、急行ではなく各停に乗って来たこともあり約1時間くらい船に揺られて、時すでにお昼頃。お腹も減ったしまず腹ごしらえ!ということで、事前に調べておいた食べ歩きパスタのお店へ向かいます。価格も1人前5€〜ということでお手頃。
お店は大繁盛、めちゃ混みでした。
前に並んでたお姉さんが持っているパスタがそんなに大きなサイズじゃなかったので、欲張って3つ注文。3つで20€。左からカルボナーラ、トマトと海鮮のなんちゃら、イカ墨パスタ。パスタの形状もそれぞれ無料で選べるので選べるので全部違うものをチョイス。
本場イタリアで絶対食べたかったイカ墨パスタ!最高にうまかった!!!たっぷりのチーズを混ぜて、とろけたチーズと一緒にいただきます。
おきまりのお歯黒。イカ墨の塩加減とエキスがたっぷりで本当に美味しかった。。
ヴェネチアに来るときはぜひここをお勧めします!!!ジェラートのお店もあったし、夏や過ごしやすい季節に来たら最高の歩き食べになるはず。夏前くらいの季節に来たいなあ。
サン・マルコ広場へ戻り時計塔へ!ヴェネチア全景を眺める
腹ごしらえも済んだところで、サンマルコ広場へ戻ります。
まずは、ヴェネチアのシンボル、世界遺産の「サン・マルコ寺院」に入ります。中は撮影禁止なので写真がないので、ファザードの写真を。白い建物に映えるモザイク画にうっとり。
そしてそして!時計台の展望台へ!!!ヴェネチアのどれくらいが見渡せるんだろうとワクワク
わわーーー!もう予想をはるかに超えてました。。美しすぎる。。
右下にサン・マルコ寺院も見えます。このレンガ調の屋根で統一された空間、たまりません。
周りにある離島も良く見えました。明日は離島に行くつもりです。
なんと時計塔の展望台には公衆電話が。「今ヴェネチア見下ろしてるよー!」って電話するためのものでしょうか。
夕暮れと夜も美しすぎるヴェネチア
分かり切ってることなんですけどね、、夕暮れはさらに美しかったです。絵になる。
ゴンドラが波と夕日にゆらゆら揺れます。
空がじんわりオレンジ色になって来て、美しいとしか言えない。。
美しすぎるけど寒すぎるので、レストランのテラス席にてホットチョコレートで休憩。
頭上には電気ストーブ。あったかいのでテラス席でも問題ありません。
冷めないように鉄?のポットに入って来たホットチョコレート。
お土産やさんを巡っていたら、すっかり陽が暮れました。ゆらゆら家の光が海に反射するのも、とっても素敵でした。
明日は、離島「ムラーノ」に行きます!ヴェネチア本島とはまた違った趣があるようなので楽しみです。
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