ヴェネチアングラスを作る島「ムラーノ」
ヴェネチア2日目は、お父さんのリクエストで、ヴェネチア本島内ではなく、離島のムラーノへ行くことに。ヴェネチアには、「ヴェネチアングラス」という有名な産業品があります。以前はヴェネチア内に点在していた工場ですが、1291年、ベネチア最高議会は、火災防止のために街のガラス工場をすべてムラーノという小さな島に集積することを決したそうです。
色鮮やかな色合いが特徴のヴェネチアングラス(写真はネットから拝借してます)
歩いて乗り場へ向かう
ムラーノとの連絡船ヴァポレット、発着場は本島内に4ヶ所しかなく、ヴェネチア本島入り口からも出ていますが、せっかくなのでムラーノに一番近いヴァポレット乗り場へ歩いて行くことにしました。そして今日は見事に快晴!!!今回のヨーロッパ旅行で一番の晴れでした!
雲ひとつなくてペッカーンと晴れた青空、最高すぎます。
今日は動き出しが昼前と遅かったからか、すでに陽が高く昇っていてあったかい!これは、いけるんじゃないか?念願のイタリアのジェラート…ということでジェラートを食べ歩き。持つ手はキンキンに冷えちゃったけど、美味しかったジェラート。店頭の写真を撮り忘れて後悔。
いやー本当にいい天気。青によく映える深い青の海がまた最高です。
美味しそうなサンドイッチ?に目移りしながらヴァポレット乗り場へ移動します。我慢我慢!今日はムラーノにある有名なレストランへ行く予定。イタリアでの贅沢はここ、と決めていました。
露店にて野菜や果物、魚が売ってました。住民向けなのかな?メインの観光スポット、サンマルコ広場へ向かう道とは違った風景が広がっていました。新鮮。
見え隠れする日常の暮らし
サン・マルコ広場周辺は特に観光色が強くて、一番の産業は観光なんだろうな、というのが感想でした。でももちろんここに住む人もいて、観光を商売にしている人もいます。
生活用品や売り物を本島から仕入れる際、車やフォークリフトなんてありません。
船でヴェネチア島内へ運び、それを一度陸に上げてから荷車に乗せて、人の手で運ばれます。
取手がたくさん売ってました、どれも可愛い。
なんか違和感が…と思ってたんだけど、そうだ緑が無い!海の上に建てた街だから当たり前なんだけど、やっぱり緑が欲しいです。わさっと生えた緑にちょっとホッとした瞬間。この家の人も緑が欲しかったんだろうか。
極上のランチ、本場イタリアンに感激
無事バポレットに乗ってムラーノへ。見学は後回しにしてまずはランチ!事前に調べておいたレストランを目指します。
でっかいヴェネチアングラスでできたソロバンが目印のこのお店!値段もリーズナブルなのにめっちゃ美味しいとネットで見かけ、ここに決定。まあでもイタリア語読めません。そして英語も苦手。かろうじて読み取れるメニューから、ピザ・前菜盛り合わせ・サラダをチョイス。
飲み物はイタリアではポピュラーな飲み物、「キノ」。柑橘系の果実であるキノットからきているようです。色はコーラのようで、味は苦いコーラといった感じです。でも薬のような味がしました。
サラダは、いろんな野菜が乗ってて、サンドイッチ食に飽きてきた私たちには嬉しい生野菜。ドレッシングはかかっていなくて、テーブルにセッティングされているオリーブオイル、バルサミコ酢、塩コショウでいただきました。この味付け絶品。7€くらい。
前菜盛り合わせ、ボリュームすごい!!!前菜とは知らずに頼んだんですが、パンも出てくるので一緒にいただくとお腹いっぱいになりました。こんなにいろんな種類の前菜が出てくるとは思わず、、感動です。こちらはお店オススメのようで、値段は高めの22.5ユーロ。
きましたピザ!!!何これ!!!生ハムすごい!!!文句なしの絶品でした、、この贅沢極まりないピザ、12€くらい。間違いなく絶品でした。
ムラーノ観光は街を探索しておしまい
ヴェネチアングラスをお土産に買い、ヴェネチアングラスの工場見学は時間の関係で諦めてムラーノを離れます。
ヴェネチア本島とは違った、職人たちの暮らしが垣間見える場所でした。これもまた趣があって素敵です、行ってよかった。
絶景の夕陽に遭遇
本島へ戻るヴァポレットで、偶然に陽が沈む瞬間に遭遇しました。
何度もシャッターを押して撮れた、お気に入りの一枚。船が写り込むのも、ヴェネチアならではな気がします。
反対側の空はまだこんな色。
最後まで沈む夕陽を眺めることができました。これも素敵な旅の財産に。
タイムアウト!お目当の観光スポットに入れず。
昨日行かなかった博物館と、夜のヴェネチアの全景を眺めてみたくて昨日登った時計塔、チャレンジしましたが閉館してました。遠くまでヴァポレットに乗ってきたのに、本当に悔やまれます。。17時くらいで閉館しちゃうみたい。島の夜は早いんですかね。
昨日見なかった、有名な「ため息の橋」は見ることができました。牢獄から処刑場に移動する時に罪人が渡る橋だそうで、ため息を吐きながら渡ることから名付けられたそうです。
サン・マルコ広場に出ていたツリーがライトアップされてました。
夕焼けが残る夜景もまた素敵でした。
ばいばいヴェネチア!明日は移動日、スペインのバルセロナへ向かいます。
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